育児向けの雑誌やベビー用品の販売店などで「プレママ」という言葉を目にしたことはありませんか?プレママの意味が分からないと、戸惑ってしまいますよね。そこで本記事では、プレママの意味や他の類語との違いについて解説します。
プレママの意味とは?
「プレママ」という言葉を聞いたことはあるけれど、どんな意味があるか知っていますか?そこでまずは、プレママとはどんな意味なのか、語源は何かについて解説していきます。
「pre」と「ママ」が語源
プレママとは「〜以前の、〜前の」という意味を持つ「pre」と「ママ」を組み合わせて作られた言葉です。プレママを直訳すると「ママになる前」という意味になります。和製英語のため、英語圏でプレママという言葉は通じません。
初めてママになる妊娠中の女性のこと
プレママとは基本的に、初めてママになる妊娠中の女性のことを指す言葉です。まだ出産を経験したことがない女性が赤ちゃんを妊娠し、赤ちゃんが産まれてくるのを待っている状態で使われます。
男性はプレパパと呼ばれる
女性が「プレママ」と呼ばれるのなら、男性は「プレパパ」と呼ばれることになります。プレパパはプレママと同じく、初めてお父さんになる男性を対象とした呼び名です。第二子以降の妊娠・出産時には、プレパパとは呼ばれません。
プレママとマタママの違いとは
「プレママ」の類語として「マタママ」という用語がありますが、この2つにはどのような違いがあるのでしょうか?ここからは、プレママとマタママの意味の違いについて紹介していきます。
マタママは第二子以降を妊娠中の女性を指す
「マタママ」とは「Maternity(マタニティ)」という妊娠を意味する単語と「ママ」を組み合わせて作られた造語です。意味としては、妊娠中の女性全般を指す言葉になります。しかし、初めて妊娠する女性を「プレママ」と呼ぶため、マタママは第二子以降を妊娠している女性に使われることがほとんどです。
ただし、プレママとマタママの意味や定義の違いは、はっきりと決まっているわけではありません。例えば、赤ちゃん用のおもちゃやベビー用品を取り扱うメーカーによっては、第一子を妊娠中のママに「マタママ」を使うケースもあります。これと同じように、第二子以降を妊娠しているママに向けて「プレママ」という言葉を使っていることもあります。
プレママの他に覚えておきたい育児用語
「マタママ」の他にも、プレママに似ている育児関係の類語は複数あります。妊娠中に育児用語を覚えておけば、出産後の育児に関する情報収集がしやすくなるでしょう。ここからは「プレママ」の類語やよく使われる育児用語を解説するので、ぜひ参考にしてみてください。
初マタ
プレママの類語として、「初マタ(はつまた)」という言葉があります。「初めてのマタニティ」を省略した言葉で、プレママと同じく初めて妊娠した女性・初産婦のことを指します。初マタとプレママは、同じ意味を持つ類語だと覚えておくと良いでしょう。
イクメン
イクメンとは育児用語の一種で「育児を行う男性(メンズ)」を省略した言葉です。「育児に携わる男性」という意味の他に「子育てを楽しんで自分自身も成長する男性」といった意味もあります。元々は「イケメン」から派生した言葉で、インターネットやテレビを通じて急激に広がりました。
「イクメン」という言葉が広がったのをきっかけに、男性が育児に携わりやすい環境や規則が整えられるようになりました。現代では厚生労働省が「イクメンプロジェクト」という事業を行うほど、知名度が高いワードとなっています。
イクジイ・イクバア
イクジイ・イクバアとは、孫の育児に積極的に関わりたいと思っている、または関わっている祖父母を指す育児用語です。おじいちゃんは「イクジイ」おばあちゃんは「イクバア」と呼ばれます。現代では共働きの夫婦が増えているため、子育てへのサポートが欠かせません。そこで注目されているのが、祖父母の育児参加です。
子育ての経験がある祖父母なら、孫を育てるときの戦力になってくれます。また、孫を育てるのに関わりたい、育児のサポートがしたいといったニーズも増えてきています。そのため近年では、祖父母世代に向けてイクジイ・イクバアの人材育成のためのセミナーや講座などが開かれているのです。
ワンオペ育児
「ワンオペ育児」は、育児用語の中でもよく耳にする言葉なのではないでしょうか?そもそもワンオペとは「one operation(ワンオペレーション)」の略称で、飲食店などですべての作業を1人で担う過酷な労働環境を表す言葉です。そこから派生して、パパやママが1日中一人きりで育児を行うことを「ワンオペ育児」と呼ぶようになりました。
一人きりで育児を行うのは精神的に負担がかかりますし、心身共に疲弊してしまいます。本格的に子育てが始まる前に、どのように育児を分担していくかを家族で話し合っておくと良いでしょう。特に新生児の間は夜中に何度もお世話が必要になるため、かなり負担が大きい時期です。赤ちゃんのお世話を任せきりにするのではなく、家族で協力して育児を行うことが大切です。
プレママが出産前に準備しておきたいこととは?
出産後は赤ちゃんとの生活やお世話に追われ、慌ただしい毎日が始まります。そのため、子育てが始まる前のプレママの時期に、余裕を持ってパパとママで準備をしておくことが大切です。ここからは、具体的にどんな準備が必要なのかをみていきましょう。
産後の準備を行う
プレママのうちから、産後の準備をしておきましょう。産後1ヶ月ほどは赤ちゃんのお世話に追われるうえ、体調を回復させるための重要な期間でもあります。家事や育児で無理をしないよう、職場の育休や時短勤務について利用できるものを調べておくと安心です。また、食材宅配や宅配弁当などを検討するのもおすすめです。
夫婦で子育てについて考える時間を設ける
夫婦で子育てについて話し合う時間を設けることも大切です。赤ちゃんが産まれて子育てが始まってからでは、ゆっくりと育児の方針について話す時間は取れません。体力的にも精神的にも余裕がなくなるため、夫婦で揉めてしまう可能性もあります。
なるべく時間があるプレママのうちに話し合いをしておき、育児の方針を擦り合わせておきましょう。
控えるべき食品を知る
お腹の赤ちゃんのためにも、妊娠中に控えておくべき食品を知っておきましょう。例えば、アルコールやカフェイン、生ものなどは、赤ちゃんの成長に好ましくないとされています。赤ちゃんの健康を守るためにも、食べられるものと口にしない方が良いものを把握しておくことが大切です。
里帰りする際は早めに計画を立てる
里帰り出産をする予定なら、なるべく早めに計画を立てておきましょう。病院によっては予約が取りにくいところや、あらかじめ一度受診をしなければいけない場合もあります。また、時期によっては公共交通機関が混み合ったり、チケットが取れなくなったりすることがあるため、早めに手配しておくと安心です。
ベビー用品は早めに用意しておく
子育てが始まる前に、ベビー用品を準備しておくことをおすすめします。肌着や新生児用の抱っこ紐、ベビーベッドなど、赤ちゃんが産まれてからすぐに必要なベビー用品はたくさんあります。出産後では用意が間に合わない可能性が高いため、早めに準備をしておきましょう。
カトージではベビー用品を豊富に取り揃えているので、どの商品を購入しようか悩んでいる方はチェックしてみてください。
プレママの意味を知って、子育ての準備を行いましょう!
プレママとは「pre」と「ママ」を組み合わせて作った和製英語の一種で、初めて赤ちゃんを妊娠している女性のことを指します。プレママの他にも「マタママ」や「イクメン」「イクジイ」など、育児に関するワードは多数あります。プレママを始めとする育児用語の意味を知り、妊娠に備えておくことが大切です。今回紹介した、プレママの意味や語源、必要な準備などを参考にして、初めての子育てに備えましょう。