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出産を直前に控え、赤ちゃんに会えるのは楽しみな一方、出産に漠然とした不安を抱えている方も多いのではないでしょうか。そこで本記事では、出産への不安や怖さを軽くする方法について解説します。不安を感じる理由やおすすめのリラックス方法もまとめていきますので、参考にしてみてください。
出産が怖いと思う理由とは？
出産への不安を和らげるためにも、まずは「なぜ恐怖を感じるのか」理由を知ることが大切です。そこでまずは、出産に対する不安を感じてしまう原因について解説します。
出産のリスクに対する不安
お産を心配する理由として、出産のリスクに対する不安があることが挙げられます。誰もが100％安全に出産できるわけではなく、お産には一定のリスクがあります。自然分娩の予定でもなかなかお産が進まなかったり、思わぬトラブルが起こったりすることもあるでしょう。
帝王切開での出産を予定しているのであれば「本当に赤ちゃんは安全なのか」「メスを入れるのが怖い」といった恐怖を感じるかもしれません。また、切迫早産になったり妊娠中に病気になったりすると最悪の事態を考えてしまい、出産が怖くなってしまうことが多いのです。
お産の痛みに対する不安
多くのママが、陣痛に対する不安や恐怖を感じているとされています。陣痛の痛みは人によりますが「これまで経験した中で一番の痛み」「鼻からスイカを出すような感じ」と例えられることも多いですよね。初めて出産するママはどのくらいの痛みなのか想像できず、怖くなってしまうのでしょう。
陣痛だけでなく、産後の痛みや会陰切開、抜糸などの痛みを想像して不安を感じることも考えられます。帝王切開で出産予定の場合は、手術後の痛みに対する恐怖もあるでしょう。それ以外にも、出産の痛みを知っているからこそ不安を感じてしまうという経産婦さんもいます。
赤ちゃんの育児に対する不安
出産を怖いと感じる理由として、赤ちゃんの育児に関する不安が挙げられます。産まれたばかりの赤ちゃんは一人では何もできないため、パパやママが付きっきりで育児をしなくてはいけません。沐浴やオムツの交換など全てが初めての経験になるので、「本当に大丈夫かな」「私にできるかな」と不安に感じてしまうのです。
また、2人目以降の出産の場合は「1人目の育児と両立できるか」「育児や家事をする体力は残っているか」といった心配を抱えがちです。人によって不安を感じる要素はそれぞれ違いますが、育児に対する心配や悩みを抱えているママは多いといわれています。
未知のものに対する不安
未知のものに対する不安も、出産が怖いと感じる理由の1つです。妊娠から出産にかけては全てが初めての体験で、わからないことも多いでしょう。お腹が大きくなってきたりつわりが始まったりと、体もどんどん変化していきます。そのため「これから本当に大丈夫だろうか」「私にできるのか」と、漠然とした不安を抱えてしまうのです。
出産の不安を解消する方法
出産への心配や不安をそのままにしておくと、心が不安定になったり落ち込んだりしてしまう原因になります。そこでここからは、出産への不安を解消する方法を紹介します。
不安な気持ちを誰かと共有する
出産に対する恐怖や不安があるのなら、その気持ちを誰かと共有してみましょう。恐怖心や心配事を一人で抱え込んでしまうと、気分が塞ぎ込んだり精神的に追い詰められてしまうかもしれません。そんなときに誰かに気持ちを打ち明ければ不安が少しは解消されるかもしれません。信頼できる友人や助産師さんなどに話をしてみましょう。
出産を経験したことがある友人や先輩ママに気持ちを打ち明け、相手の話を聞くのもおすすめです。どのように不安を乗り越えたのか、実際に出産を経験してどう感じたのかを知れば、気持ちが楽になるかもしれません。
出産の流れを調べておく
初めての出産に不安を感じている場合、出産の流れを知ることが大切です。人は自分が知らないことや経験したことのないものに対して、恐怖を抱きやすいとされています。
前もって出産の流れを知っておくことで、不安を解消できるかもしれません。また、陣痛が来たときや破水した際など、いざというときに何をすればよいかを知っておくことができるのもメリットです
陣痛・出産への準備をしておく
余裕をもって陣痛や出産への準備をしておくのも、不安を和らげるために効果的な方法だとされています。
出産予定日ギリギリまで準備を怠っているといざというときに「あれもやらなきゃ」「これが足りない」と焦りを覚える原因になります。予定日までに余裕をもって準備を終わらせておけば「いつ入院することになっても大丈夫」という安心感を持てます。入院のときに必要なものや赤ちゃん用品など、しっかりと準備を進めておきましょう。
赤ちゃんのことを想像する
出産で不安になったときは、赤ちゃんのことを想像してみるのがおすすめです。初めての出産の場合は、陣痛や分娩に対する不安が大きいでしょう。しかし、分娩中の苦しみや痛みと戦うのはママだけでなく、赤ちゃんも一緒です。
分娩が無事に終わって赤ちゃんに会えた後のことを想像し「一緒に頑張ろう」という気持ちを持ちましょう。お腹に手を当てながら、赤ちゃんに話しかけるのもおすすめです。
出産が不安な方におすすめのリラックス方法
「出産が不安でいつも緊張している…」「体が強張ってリラックスできない」といった悩みを抱えていませんか？ここからは、出産が不安な方におすすめしたいリラックス方法を解説します。
足湯や半身浴をする
出産への不安が大きくてなかなかリラックスできないという場合は、足湯や半身浴をしてみましょう。お湯に浸かることで副交感神経が優位になり、体の緊張がほぐれやすくなるといわれています。
ただし、ホルモンバランスが大きく変化する妊娠初期は、少しの温度変化でのぼせやすい状態です。半身浴をする際はお湯の温度をぬるめにして、長時間お湯に浸かりすぎないようにしましょう。
半身浴が難しい場合は、足だけお湯に浸からせて温めるのもおすすめです。20分以上足湯をすれば体全体が温まり、心も体もリラックスできます。足湯をするときは体を冷やさないよう、服を着た状態で行うのがおすすめです。
好きな香りを嗅ぐ
好きな香りを嗅いでリラックスする方法も、おすすめです。好みの香りを嗅ぐと副交感神経が優位になり、心が落ち着いて緊張がほぐれるとされています。
特にヒノキやラベンダーなど、リラックス効果のある香りがおすすめです。ただし、中には妊婦さんが使えないアロマがありますので、注意しましょう。
腹式呼吸を意識する
不安な気持ちが続いたりソワソワして落ち着かなかったりするときは、腹式呼吸を意識してみましょう。腹式呼吸をすると体の緊張がほぐれ、リラックスできるようになるといわれています。特別な道具や準備が必要なく、いつでもどこでもできるリラックス方法なので、ぜひ試してみてください。
不安を解消して出産を迎えましょう
出産に対する不安を感じてしまうのは、妊婦さんなら当然のことです。そのうえで出産への不安がうまく解消できれば、もうすぐ赤ちゃんに会えるという喜びを感じられるでしょう。今回紹介した不安を解消する方法を参考にして、出産を迎えてください。