
赤ちゃんが生まれる前に準備するアイテムの1つが、ベビーベッドです。ベビーベッドは大きいアイテムなので、置き場所に悩むこともあるかもしれません。今回は、ベビーベッドをリビングに置くメリットや注意点を解説します。ベビーベッドを使うべき理由も紹介していきますので、ぜひ参考にしてみてください。
ベビーベッドって使った方がいいの?

ベビーベッドの置き場所を解説する前に、まずはベビーベッドを使うメリット・デメリットを確認しましょう。
ベビーベッドを使うメリット
ベビーベッドは床から高さがあるため、赤ちゃんが過ごす環境を衛生的な状態にできるのが大きなメリットです。ほこりやダニだけでなく、物が倒れるといった危険から赤ちゃんを守れます。
また上の子がいる場合、赤ちゃんのお世話をやりたがるかもしれません。大人がいないときに上の子が赤ちゃんの近くで行動することで、想定していないようなハプニングが起こる可能性も否めません。ベビーベッドを使うことで、そのようなハプニングからも赤ちゃんを守れるのです。
ベビーベッドを使うデメリット
ベビーベッドは、レギュラーサイズで120×70cm(内寸)、ミニサイズで90×60cm(内寸)と置き場所を取ってしまうことがデメリットといえます。
しかし赤ちゃんにとって衛生的で安全な環境を確保するうえでも、ベビーベッドは重要な存在といえます。部屋のレイアウトを見直したり折りたためるベビーベッドを選んだりと、使用できないかを検討してみましょう。
大人用ベッドで寝るのは満2歳を過ぎてから
大人用ベッドに寝かせるのは、赤ちゃんが成長するまで待ちましょう。消費者庁の報告によると、0~1歳児のベッドからの転落事故は5年間で900件以上にのぼります。また、赤ちゃんの体は柔らかいため、大人用のベッドに体が沈んで窒息する恐れもあるのです。
ベビーベッドを用意して別に寝かせることで、不慮の事故を防止しましょう。
ベビーベッドを使うならベビー布団は後から購入
ベビーベッドとベビー布団には、サイズがあります。ベビーベッドのサイズは、どこに置くかによって変わってくるものです。そのため、先にベビー布団を購入してしまうと、ベビーベッドに入らない可能性があります。
そのためベビー布団の購入はベビーベッドを購入して実際の大きさを把握してからがおすすめです。それ以外にもベッドと布団がセットのものであれば隙間なくぴったりのサイズになります。
ベビーベッドをリビングに置くのがいい理由

ベビーベッドの置き場所をどこにするかは、迷うところです。では、リビングにベビーベッドを配置した場合、どのような利点があるのでしょうか?
家事中に目が行き届く
家事をしながら赤ちゃんのお世話もするのは、想像以上に大変なことです。ベビーベッドをリビングに置けば家事中でも赤ちゃんが見えるようになり、お世話しやすくなります。
昼の時間のお世話がやりやすい
おむつを変えたりミルクをあげたりと、赤ちゃんのお世話は昼夜関係なく発生します。赤ちゃんのお世話は寝室で、家事や上の子と遊ぶときにはリビングでと毎回部屋を移動するのは大変です。
リビングにベビーベッドを置くことにより、お世話をする大人も楽になります。ベビーベッドの下に収納スペースがあれば必要なものを置いておけるため、リビングに収納が少ない場合でもお世話のしやすい環境作りが可能です。
過ごす時間が長い場所のためパパやママ、赤ちゃんも安心できる
赤ちゃんはほとんど寝て過ごしますが、パパやママが寝室よりも長い時間を過ごすのがリビングです。そのため、赤ちゃんの目覚めたときに誰もいない寝室よりも、パパとママの声が聞こえるリビングの方が安心感を与えられます。
上の子がいる場合はいたずら防止に
上の子がいる場合は赤ちゃんへのいたずらや、よかれと思ってやったことが事故につながるケースもあります。そこで、上の子が遊ぶ場所とベビーベッドの置き場所をリビングにすれば、大人の目が行き届き、いたずら防止に繋がります。また、赤ちゃんのお世話をしながら上の子とのコミュニケーションがとれるのも利点です。
お客さんが遊びにきても寝室に通さなくていい
お客さんが赤ちゃんに会いに遊びに来た際、ベビーベッドのある部屋に案内することが考えられます。寝室をお客さんに見せるのは抵抗があるという場合、ベビーベッドをリビングに置くのがおすすめです。
また、おもてなしをリビングでして寝室にいる赤ちゃんの様子を見に行くという手間も減ります。
ベビーベッドをリビングに置く際の5つの注意点

ここからは、ベビーベッドをリビングに置く際に注意する点を5つ解説します。これらを踏まえて、リビングの中でもどこにベビーベッドを置くかを決定していきましょう。
どんな家事をしていても赤ちゃんが見える位置に配置する
ベビーベッドをリビングに置くメリットは、赤ちゃんの様子が家事中でも見られることです。どんな家事をしていても様子がわかる位置にベビーベッドを置くことで、リビングにベビーベッドを設置するメリットが最大化されます。
エアコンの風や直射日光が当たる場所には置かない
赤ちゃんは体温調節が上手にできないため、エアコンの風や直射日光が当たる場所にベビーベッドを置くのは避けましょう。赤ちゃんが快適に過ごせる場所に、ベビーベッドを置くことが大事です。
部屋が6畳くらいの限られたスペースだと、エアコンの風や直射日光が当たる場所にしかベビーベッドが置けないことがあります。その場合は風よけカバーを用意したり、カーテンで直射日光が当たらないようにしたりなどの対策を行いましょう。
大きい家具のそばには置かないこと
落下や窒息など、赤ちゃんの事故は思わぬところから発生します。大きい家具のそばにベビーベッドを置くと、地震が発生した際に赤ちゃんが下敷きになってしまうかもしれません。
大きい家具に限らず、上から物が落ちてくるような場所にベビーベッドは置かないようにしましょう。出産前に周りの物を片付けたり配置換えをしたりして、対策しておくのがおすすめです。
テレビのような大きな音の出るものの近くには置かない
テレビの音は、寝ている赤ちゃんの眠りを妨げる原因になります。テレビ以外にも、スピーカーのような大きな音が出るものからは離れた場所に赤ちゃんのスペースを確保するようにしましょう。
移動できるベビーベッドを使うのがベスト
妊娠中にベビーベッドの配置を決めても、実際にお世話し始めるとイメージと違うことがあります。そんなときのためにも、移動が可能なベビーベッドを選ぶのがおすすめです。
重さや大きさから簡易的な移動以外はそもそも難しいものと考えておく必要がありますが、場合によっては移動が必要になることも考えてベッドを選んでおきましょう。
ベッド下の掃除など簡易的な移動で済む場合はキャスター付きのベッドを購入することもおすすめです。
リビングで使うのにおすすめのベビーベッド3選

カトージで取り扱っているベビーベッドの中でも、リビングで使うのにおすすめのアイテムを3つ紹介します。サイズや機能性など、使っているシーンをイメージしながらチェックしてみてください。
ハイポジションアーチ
ハイポジションアーチは、かがまずに赤ちゃんのお世話ができるのが特徴になっています。というのも産後は、腰のトラブルに悩まされがちです。腰を曲げずにお世話ができるので、腰への負担を減らせます。
1人でも簡単に組み立てができ、キャスター付きなので簡易的な移動も可能です。収納スペースもついているので、赤ちゃん用品をまとめられて便利です。レギュラーサイズの120×70cmとミニサイズ90×60cmがあるので、リビングのスペースに合わせて適切なサイズを選べます。

ベビーベッド | ハイポジションアーチ
ミニベビーベッド 折りたたみ F
ベビーベッドのサイズが気になる場合は、こちらの折りたためるミニベビーベッドがおすすめです。折り畳んだ厚さは9cmのため、部屋を広く有効活用できるでしょう。
成長に合わせて床板の高さの調整もできます。木のぬくもりを感じられる木製で、耐久性もばっちりです。

ミニベビーベッド | 折りたたみ F
ベビーベッドを活用して赤ちゃんにとってベストな環境を整えよう

出産前は、赤ちゃんを迎えるための心と環境を整える期間です。赤ちゃんが使うアイテムは出産前に用意しますが、大きなベビーベッドはさっと購入できるものではありません。どんなベビーベッドにするか、置き場所はどこにするかなど、考えることはたくさんあります。今回紹介した内容を踏まえて、家族でよく話し合ってみましょう。