チャイルドシートは、子どもの食べこぼしや飲みこぼし、汗などで汚れてしまうものです。汚れがひどいチャイルドシートは、専門の業者にクリーニングを依頼するのがおすすめです。本記事ではチャイルドシートのクリーニングで対応してもらえる汚れや、かかる時間などを解説します。
チャイルドシートはクリーニングできる?
そもそもチャイルドシートはクリーニングできるものなのか、不安に思う方もいるでしょう。そこでまずは、クリーニングできるのか、費用はいくらになるのかといった疑問にお答えします。
チャイルドシートもクリーニングできる
チャイルドシートも、洋服と同じようにクリーニングに出すことが可能です。赤ちゃんや子どもが使用する機会の多いチャイルドシートは、見た目以上に汚れてしまっています。子どもが座るチャイルドシートは汗が染み込みやすく、湿気からカビが発生することがあります。また、お菓子やジュース、お茶などの飲食物がこぼれてしまうこともあるでしょう。
このような汚れを取り除くには、クリーニングに出すのがおすすめです。専門業者に依頼すれば、チャイルドシートの汚れを綺麗に洗浄してもらえます。自分でチャイルドシートを洗うとなると、組み立てがうまくできなかったり逆にカビや菌が発生したりする恐れがあります。知識や経験豊富なスタッフにクリーニングしてもらえば、このような心配もありません。
値段の目安
チャイルドシートのクリーニングにかかる費用は業者によって異なりますが、5千〜1万5千円ほどが相場です。また、店舗へチャイルドシートを送る場合は送料がプラスで発生することがあるため、前もって確認しておきましょう。
なお、カトージのクリーニングサービスでは、1万4千円でクリーニング・除菌・カビ取りを行います。送料は一部地域を除き、送料込みの価格となっています。
2〜3週間ほど時間がかかる
カトージの場合、店舗へ直接チャイルドシートを持ち込むと2週間ほどでクリーニングが完了します。オンラインショップで受付を行う場合はクリーニング前の状態確認や配送日数を考慮し、期間を最長で3週間ほどいただく場合があります。この期間中はチャイルドシートが使えなくなるため、必要な場合は前もってレンタルで代用品を探しておきましょう。
チャイルドシートのクリーニングで対応してもらえる汚れ
チャイルドシートの汚れは本当にクリーニングで落とせるのか、不安を感じている方もいるでしょう。そこでここからは、クリーニングで対応してもらえるチャイルドシートの汚れを解説していきます。どのような汚れが落とせるのか知りたい方は、目を通してみてください。
食べこぼし・飲みこぼし
小さな子どもはまだ食べ物や飲み物をうまく口に運べず、飲食物を落としてしまうことが多くあります。このような食べこぼしや飲みこぼしは、クリーニングでの対応が可能です。
ただし、汚れがついてから時間が経つと、シミになってクリーニングでもなかなか落ちない状態になってしまいます。食べ物、飲み物による汚れやシミは雑菌が繁殖しやすいため、なるべく早めにクリーニングに出して洗浄してもらうことをおすすめします。
汗やよだれ
汗やよだれなどによる汚れも、クリーニングで洗浄できます。子どもは大人に比べて体温が高いため、汗をかきやすいものです。また、赤ちゃんや小さな子どもは、眠っているときや食べているときなどによだれをこぼしてしまいます。
こういった汗やよだれを放置していると、シミや黒ずみといった汚れになってしまうでしょう。放置し過ぎてしまうとクリーニングでは落とせなくなる可能性があるため、最低でも1年に1〜2回はクリーニングに出すのがおすすめです。
カビ
チャイルドシートの本体やベルトなどに白く浮き出てしまっている汚れや黒い斑点は、カビです。チャイルドシートを長い間車に乗せていると、シートが車内に溜まった湿気を吸収してしまいます。その結果、チャイルドシートにカビが生えてしまうのです。もしカビ汚れがシートに付着した場合は、早急にクリーニングに出しましょう。
クリーニングに出せば、汗や食べこぼしといった汚れ、カビによる黒ずみなどは洗浄できます。しかし、黒ずみや汚れがひどい場合は、汚れを落としきれないこともあるため注意してください。また、チャイルドシートの生地は経年劣化によって変色・色落ちすることがあります。劣化による変色はクリーニングでは綺麗にならないため、こちらも覚えておきましょう。
クリーニング工場でチャイルドシートがクリーニングされる流れ
ここからは、カトージでどのようにクリーニングサービスを行っているかをご紹介します。
まず、チャイルドシートをクリーニングに出す際は、店舗や直営店、ホームページで受付を行ってください。そこから店舗で検品と点検を行い、専門の設備とプロの方が在籍しているクリーニング工場へ発送いたします。
では、クリーニング工場で実際にどのような流れでクリーニングされているのかを見ていきましょう。
パーツを取り外す
クリーニング工場にチャイルドシートが送られると、まずはインナークッションやシート、ベルトカバーなどのパーツが取り外されます。
ゴミを取り除く
チャイルドシートの隙間には、食べカスや砂といった細かい汚れが詰まっていることがあります。チャイルドシート本体を洗濯する前に、これらのゴミを取り除きます。
業務用洗濯機で洗う
パーツを取り外した後、シート、ヘッドサポートやインナークッションなどのファブリックパーツは業務用洗濯機で洗われます。洗濯ネットに入れて洗うため、型崩れの心配はありません。
水圧をかけて汚れを落とす
洗濯機に入れられないパーツは、水圧で汚れを落とします。
高圧スチーム洗浄を行う
シート以外のボディ部分など、水をかけられない場所や洗いにくい箇所は高圧スチームで洗浄します。抗ウイルス剤が入った蒸気が使われるため、見えない部分の汚れや菌を落とす効果が期待できます。
乾燥させる
ボディやシートの洗浄が終わったら、専用ドライボックスで乾燥させます。熱風で短時間かつ高温で乾かすことで、生乾きの嫌な臭いが発生しにくいのが特徴です。また、滅菌・殺菌の効果も期待できます。
パーツを取り付ける
専用ドライボックスでの乾燥後は、仕上げの手拭き作業を行います。汚れがないか確認してから、パーツを元の状態に組み立て直します。その後、段ボールに梱包してお客様の元へ返却いたします。
チャイルドシートをクリーニングに出すときの注意点
ここからは、チャイルドシートをクリーニングに出すときの注意点をご紹介します。クリーニングに出す前に確認しておきましょう。
部品やホルダーの中をチェックしておく
紛失トラブルが起こらないよう、チャイルドシートの部品やホルダーの中身をチェックしてからクリーニングに出すようにしましょう。スマホのカメラで写真を撮ったり、メモに残したりして、チャイルドシートの状態を残しておくことをおすすめします。
レンタル品があるか確認する
チャイルドシートをクリーニングに出すと、その期間中はチャイルドシートを使えなくなります。この先チャイルドシートを使う予定がない場合は必要ありませんが、期間中もチャイルドシートが必要な場合はレンタルをするというのも一つの選択肢です。カトージではチャイルドシートをはじめ、さまざまなベビー用品のレンタルを取り扱っているので、ぜひチェックしてみてください。
カトージで取り扱っているレンタル品はこちら【レンタルサイトへ】
チャイルドシートをクリーニングして、衛生を保ちましょう
毎日のように使うチャイルドシートは、思っている以上に汚れています。定期的に掃除できれば良いですが、なかなか難しいものです。その場合は専門業者に依頼し、チャイルドシートをクリーニングに出すことをおすすめします。今回ご紹介したクリーニングにかかる料金や流れ、注意点などを参考にして、チャイルドシートの衛生を保ちましょう。
カトージではチャイルドシートだけでなく、ベビーカーもクリーニング可能です。気になる方は、ぜひ利用してみてください。