寝かしつけた赤ちゃんをベッドや布団に下ろすと、まるでスイッチが入ったかのように泣き出すといった経験をしたパパママは多いのではないでしょうか?なかなか赤ちゃんが寝てくれないと、パパママの負担が大きくなってしまいます。そこで今回は、赤ちゃんの背中スイッチ対策について解説します。
赤ちゃんの「背中スイッチ」とは?
抱っこや授乳で眠った赤ちゃんをベッドや布団に寝かせた瞬間、スイッチが入ったように起きてしまう現象を「背中スイッチ」と呼びます。背中スイッチが発動して赤ちゃんが起きてしまうと、寝かしつけをやり直さなくてはいけません。
背中スイッチは生まれたばかりの新生児期から始まり、生後半年ほどで落ち着くケースが多いといわれています。どの赤ちゃんにも必ず起こるものではなく、ほとんど背中スイッチがない子どももいれば、生後半年を過ぎても背中スイッチが継続する子どももいたりとさまざまです。背中スイッチは赤ちゃんの個性と受け止めて、対策していく必要があるでしょう。
背中スイッチの原因
背中スイッチは、体勢が急に変わることや温度変化など、さまざまなことが原因となって起こるとされています。背中スイッチの対策を行うには、まず原因を知ることが大切です。ここからは背中スイッチの原因といわれているものを解説していくので、悩みを抱えているパパやママはぜひ参考にしてみてください。
体勢の変化
パパやママに抱っこされているときは、赤ちゃんの体は首からお尻まで滑らかなCカーブ状になっています。この体勢は、赤ちゃんにとって最も安心できる姿勢だといわれています。しかし、ベッドや布団に赤ちゃんを下ろすと、このCカーブ状の姿勢から背中がまっすぐにピンと伸びた状態になってしまうのです。この刺激や違和感がきっかけになり、赤ちゃんが起きて泣き出してしまいます。
また、生後間もない赤ちゃんの場合、急に体勢を変えたことが引き金になってモロー反射が起こることがあります。モロー反射とは、寝ているときにビクッと両手を上げる動作のことです。このモロー反射に自分で驚いてしまい、泣く子どももいます。
布団と抱っことの温度差
ベッドや布団と抱っことの温度差も、背中スイッチ発動の原因と考えられています。パパやママに抱っこされているときの腕の温かさと、冷たいベッドや布団の温度差に驚いて泣いてしまうとされています。パパやママから離れたことによる不安感も、背中スイッチ発動のきっかけの一つとなっているようです。
おすすめの背中スイッチ対策5つ
子育てを頑張るパパやママにとって、背中スイッチは大きな悩みのタネでしょう。背中スイッチが発動するからと抱っこをし続けていると、パパとママの睡眠時間が確保できなくなってしまいます。赤ちゃんだけでなくパパとママの負担を軽減させるためにも、こちらで紹介する背中スイッチ対策を行ってみてください。
赤ちゃんと密着したまま寝かしつける
急に赤ちゃんを体から離してしまうと、赤ちゃんが驚いて起きてしまうことがあります。赤ちゃんとピッタリ密着したまま手だけでなく自身の体ごとベッドや布団にゆっくり下ろし、しばらく密着したままでいてあげれば、背中スイッチが入りにくいでしょう。
体を離す際は、赤ちゃんが寝ていることをしっかり確認してから、ゆっくり離れることが大切です。
布団を温めておく
温度差によって背中スイッチが入っていると考えられる場合は、ベッドや布団を温めておくと良いでしょう。布団の中にあらかじめタオルに包んだ湯たんぽを入れておき、寝る前に抜いておく方法がおすすめです。人肌の温度になっているか確認してから、赤ちゃんを寝かせてあげましょう。
腕枕で寝かせてから腕を外す
布団で赤ちゃんを寝かせている場合は、腕枕をして寝かしつける方法がおすすめです。まず赤ちゃんと一緒に布団に入り、抱っこしたまま腕枕をする状態で寝かしつけます。赤ちゃんが寝たらゆっくりと腕を抜き、体を少しずつ離しましょう。すぐに赤ちゃんから離れてしまうと背中スイッチが発動する原因になりかねないため、ゆっくり時間をかけて腕を抜くのがポイントです。
ただし、赤ちゃんを腕枕で寝かせられるのは、首がすわってからです。首がすわるまでは、別の方法を試しましょう。
お尻や頭から少しずつ降ろす
体勢の急な変化を防ぐため、赤ちゃんのお尻や頭から少しずつ降ろしていく方法も有効です。まずお尻や頭をベッドに下ろして、そのままの状態でキープします。赤ちゃんの眠りが深くなってきたら、少しずつ背中を布団に密着させていきましょう。この方法なら赤ちゃんが体勢の変化を感じにくく、背中スイッチが発動しにくいとされています。
背中スイッチ対策に役立つおすすめアイテム
背中スイッチに効果的なアイテムを使えば、毎日の育児がグッと楽になります。赤ちゃんの背中スイッチに悩んでいるのなら、こちらで紹介する商品を参考にしてみてください。
寝かしつけ専用のクッション
背中スイッチに悩んでいるのなら、寝かしつけ専用のクッションを使ってみてはいかがでしょうか。寝かしつけるときから赤ちゃんをクッションに乗せ、赤ちゃんが眠ったらそのままクッションを置くことが可能です。赤ちゃんの体勢が変わらないため、背中スイッチが反応しづらいとされています。
授乳クッション
授乳クッションを活用するのもおすすめです。授乳中に赤ちゃんが眠ってしまった場合、クッションごとベッドや布団の上に置いて寝かせられます。Cカーブの状態がキープできるため、背中スイッチが入りにくいとされているのです。
バウンサー
バウンサーは、寝かしつけで悩んでいるパパやママにぜひ使ってほしいベビー用品です。バウンサーは、まるでパパやママに抱っこされているような揺れを感じられるのが特徴です。
抱っこで寝かせた後に赤ちゃんをバウンサーに乗せれば、背中スイッチが入ってしまってもまたすぐに眠ってくれるといわれています。赤ちゃんが起きているときに乗せておくと、いつの間にか一人で寝ていることもあるでしょう。
ただし、バウンサーは長時間の使用ができないため、赤ちゃんが寝た後は布団に移動してあげてください。
ニューヨーク・ベビー3
「ニューヨーク・ベビー3」は、心地よいスイングで赤ちゃんをあやしてくれるアイテムです。バウンサーとしてはもちろん、テーブルを付ければベビーチェアとしても使用できます。
リクライニング機能が搭載されており、生後1ヶ月から3歳まで長く使えるのも嬉しいポイントです。5点ベルトが採用されているため、赤ちゃんが転落しにくく安心です。
ニューヨーク・ベビー3
抱っこ紐
赤ちゃんをずっと両手で抱っこするのはかなり負担になりますし、両手が塞がるため他の家事ができません。抱っこ紐があれば、両手を使わずに赤ちゃんを抱っこできるため、いつもの寝かしつけがグッと楽になります。着脱しやすい抱っこ紐なら、寝かしつけ後スムーズに赤ちゃんをベッドに移動させられるでしょう。
ベビーキャリア CUDL クリック
「ベビーキャリア CUDL クリック」は、対面抱っこ、前向き抱っこ、おんぶなど複数のスタイルで使える抱っこ紐です。マグネット式バックルが採用されており、近づけるだけでロックできるため取り付けの手間がかかりません。赤ちゃんが快適に過ごせるよう、メッシュ生地が使われているのも嬉しいポイントです。
ベビーキャリア CUDL クリック
トラベルシステム
トラベルシステムとは、ベビーカーと新生児用チャイルドシートをセットにした商品で、ベビーカーにチャイルドシートを装着して使う使い方の総称です。トラベルシステム対応のチャイルドシートは、ベビーキャリー・ベビーバウンサー・ベビーチェアと色々な使い方ができるのも特徴となります。トラベルシステムがあれば、「ベビーカー⇔自動車⇔自宅」の移動を赤ちゃんを起こす心配をせず行う事ができます。普段の育児が楽になるベビー用品なので、ぜひ購入を検討してみてください。
アイ-スナグ2
「アイ-スナグ2」は、軽量タイプのトラベルシステム対応新生児用チャイルドシートです。Cカーブ状のシートが赤ちゃんに安心感を与え、入眠をサポートします。トラベルシステム対応のベビーカーも一緒に使用すれば、ベビーカー、車、室内間の移動がスムーズにでき、移動時に赤ちゃんを起こしてしまうリスクが少ないのもポイントです。
アイ-スナグ2
背中スイッチ対策をして、子育ての悩みを解決しましょう
背中スイッチは、子育てをする中でぶつかりやすい悩みの一つです。パパとママ、そして赤ちゃんの負担を減らすためにも、しっかりと背中スイッチ対策を行う必要があるでしょう。今回紹介した背中スイッチ対策やおすすめのアイテムを参考にして、子育ての悩みを解消してみてください。