二人乗りベビーカーは、双子や年齢の近い兄弟姉妹を育てているご家庭におすすめのアイテムです。今回は、二人乗りベビーカーの横型タイプや縦型タイプといったタイプ別の特徴や、おすすめの商品をご紹介します。選び方のポイントや注意点もご紹介していきますので、ぜひ参考にしてみてください。
二人乗りベビーカーはどんなときに使うの?
二人乗りベビーカーは双子専用のベビー用品と思われがちですが、兄弟姉妹でも活用できます。まずは、二人乗りベビーカーがどんなご家庭に適しているのか解説します。
双子の場合
双子の赤ちゃんを育てているご家庭では、二人乗りベビーカーが便利です。双子の場合は、二人を同時に抱っこしてお出かけするのは難しいため、ベビーカーやバギーが必須になります。一人乗りベビーカーを購入して、どちらかを抱っこする方法もありますが、体力的な負担は避けられません。
また、双子は定期健診や予防接種など二人同時にお出かけする機会が多いため、二人乗りベビーカーを購入したほうがスムーズに移動できます。
兄弟姉妹の場合
二人乗りベビーカーは、兄弟姉妹と一緒にお出かけするときにも活躍します。とくに便利なのは、年の近い兄弟姉妹がいるケースです。上の子が1~2歳の時期は長時間歩くのは難しいため、下の子と一緒にベビーカーに乗せた方がスムーズに移動できます。
また、年が2~4歳ほど離れている兄弟姉妹は、上のお子さんが立って乗れるステップ付きの二人乗りベビーカーもおすすめです。双子以外のケースでも二人乗りベビーカーは活用できるため、兄弟姉妹と一緒にお出かけすることが多いご家庭では購入を検討してみてはいかがでしょうか。
二人乗りベビーカーが便利な理由は?
ここからは、二人乗りベビーカーを購入するメリットをご紹介します。二人乗りベビーカーが、具体的にどのようなシーンで役立つのか確認してみましょう。
抱っこ紐との併用に比べて外出時の負担が軽減できる
年の近い兄弟姉妹を育てている場合は、ベビーカーと抱っこ紐を併用するケースが多くなります。しかし、子どもの年齢が上がると、抱っこをするのも一苦労でしょう。そんなときに二人乗りベビーカーがあれば、お出かけ時の体力的な負担を大幅に軽減できます。
また、上の子が歩ける年齢でも、疲れたり眠くなったりすると抱っこをせがまれるのはよくあることです。そんなときも、二人乗りベビーカーに乗せることで対応できます。
ベビーカーに乗せてしまえば幼児のペースに合わせて歩く必要がないため、移動時間の短縮にもつながります。
ベビーカーの取り合いがなくなる
下の子をベビーカーに乗せていたら、上の子が自分も乗りたいとぐずり出してしまった経験はありませんか?下の子に譲ってほしいとお願いしても、年の近い兄弟姉妹ではなかなか納得してくれません。そんなときに二人乗りベビーカーがあれば、兄弟姉妹でのベビーカーの取り合いを回避できます。
上の子の気持ちを尊重してあげられることも、二人乗りベビーカーを購入するメリットです。
二人乗りベビーカーのタイプをチェック
二人乗りベビーカーには、大きく分けて縦型タイプ・横型タイプ・お子さんが立って乗れるキッズボード付きタイプの3種類があります。ここからは、それぞれのタイプの仕様の違いや、メリット・デメリットをご紹介します。
縦型タイプ
縦型タイプは、シートが前後に並んでいる二人乗りベビーカーです。縦型タイプは、一人乗りベビーカーの横幅とほとんど同じなため、駅の改札など比較的狭い通路もスムーズに通れます。
一方、縦型タイプは後部座席の乗せ降ろしやお世話がしにくいデメリットがあります。また、縦に長い特徴からベビーカーの先の足元が見えづらかったり方向転換が難しかったりなど、使用面で不満を感じるケースも少なくありません。さらに、前後の席で使用月齢が異なる仕様の製品が多く、双子では使えないこともあります。兄弟姉妹で前後の座席の取り合いが発生するケースも考えられるでしょう。
横型タイプ
横型タイプは、シートが横並びになった二人乗りベビーカーです。二人同時に様子が見られることに加え、子ども同士で遊べるメリットがあります。また、横型タイプはそれぞれの座席の使用月齢が同じなため、双子でも新生児期から使用でき便利です。
しかし、横型タイプは横幅が広いことから、狭い通路等道幅が狭い所での走行は難しいでしょう。
立って乗れるキッズボード付きのタイプ
年が離れた兄弟姉妹には、お子さんが立って乗れるキッズボードが付いたベビーカーがおすすめです。二人乗り対応のベビーカーであれば、「自分で歩きたい」「疲れたから歩きたくない」といった上の子の意見を尊重できます。このタイプのベビーカーは後席が簡易仕様となっていることが多いですが、別売りのオプション品で背もたれの付いた座席に変更できる商品もあり、縦型として使用することも可能です。
ただし、安全にご利用いただくためにも、購入した商品専用のオプション品を使用する必要があります。
タイプごとの特徴をまとめてチェック
こちらでは縦型タイプ・横型タイプ・立って乗れるキッズボード付きタイプのメリット・デメリットを、一覧でまとめています。どのタイプの二人乗りベビーカーを購入しようか迷っている方は、ぜひ参考にしてみてください。
タイプ |
メリット |
デメリット |
縦型タイプ |
・駅の改札などの比較的狭い通路が通れる |
・後部座席の乗せ降ろしやお世話がしにくい |
横型タイプ |
・二人の様子が同時に見られる |
・狭い通路は通れない |
立って乗れるキッズボード付きタイプ |
・子どもの意見を反映できる |
・ベビーカーの先の足元が見えづらい |
二人乗りベビーカーを選ぶときにチェックするポイント
二人乗りベビーカーを購入するときには、いくつかチェックしておきたいポイントがあります。子どもの年齢やライフスタイルにあった商品を選ぶためにも、あらかじめ確認しておきましょう。
対象年齢
二人乗りベビーカーを購入する際には、対象年齢を必ず確認しましょう。横型タイプはどちらの座席でも生後1ヶ月から使用できるタイプもありますが、そのほかのタイプは前後の席で対象年齢が異なる場合があります。
たとえば、カトージで人気の「Evalite Duo(縦型)」は、前席が生後6ヶ月~体重15kg(3才頃)まで、後席が生後1ヶ月~体重15kg(3才頃)までが対象です。
また、立って乗れるキッズボード付きタイプは、後席は一人で安定して立てる2歳半から使用し、体重20kg未満で卒業するのが一般的です。
折りたたみ時のサイズ
二人乗りベビーカーは、通常のベビーカーよりも大きいため、折り畳んだ時のサイズを考慮する必要があります。玄関などの狭いスペースに収納するなら、なるべくコンパクトに折りたためるタイプが便利です。
また、折りたたんだときに自立するかもチェックしたいポイントです。自立可能なタイプはスペースを広く確保できますし、外出時にベビーカーを折りたたむ場合でも便利です。
二人乗りベビーカーおすすめ5選
ここからは、カトージで人気の二人乗りベビーカーを5種類ご紹介します。機能や重量などのスペックとあわせてご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
ベビーカー 二人でゴー(ブラック)
「二人でゴー」は、キッズボードが付いた人気の二人乗りベビーカーです。前席はリクライニング機能が付いており、赤ちゃんがお昼寝したくなったときにも快適に使えます。また、後方には後席に加え、立って乗れるキッズボードも搭載されています。前輪は、安定性のあるダブルタイヤです。後席は簡易仕様となっていますが、別売で背もたれ付きのリアシートも用意しています。
横幅は54cmで、一般的な自動改札を通れるサイズ感です。縦型タイプや横型タイプと比較するとコンパクトなベビーカーです。
ブラックは直営店限定カラーとなっています。
ベビーカー | 二人でゴー(ブラック)
ベビーカー 二人でゴーDX(デニム)
「二人でゴーDX」は、前席が生後4ヶ月・後席が生後1ヶ月と低月齢から使用できる縦型の二人乗りベビーカーです。どちらの座席にもリクライニング機能が付いており、前席は2段階、後席はフラットな状態まで無段階に調整ができます。
また、後席を取り外して、座っても立っても乗れるキッズシートモードやスタンディングモードに切り替えることが可能です。後部座席の着脱は、工具なしで簡単に付け替えられます。重量は約15kgと重いですが、多彩な機能が付いているため長期間活用できるでしょう。
ベビーカー | 二人でゴーDX(デニム)
ベビーカー 2-Seater (グレー)
重量の軽いコンパクトな二人乗りベビーカーを使いたい方には、「2-Seater」がおすすめです。重量は8.3kgで、二人乗りベビーカーとしては軽量な仕様となっています。キッズシートとキッズボードが付いたタイプで、年の離れた兄弟姉妹とお出かけするときに便利です。
横幅は49cmで、駅の改札もスムーズに通ることができます。折りたたみ後は自立可能なため、コンパクトに収納したい方にも人気です。
ベビーカー | 2-Seater (グレー)
ベビーカー Evalite Duo
「Evalite Duo」は前輪が360°回転のシングルタイヤになっており、スムーズに走行できます。重量は10.1kgで、一般的な二人乗りベビーカーと比較すると軽量になっています。折りたたみ時は奥行きが45cmとコンパクトになるため、省スペースでの収納が可能です。
ベビーカー | Evalite Duo
ベビーカー aire twinネクター&ミネラル
生後1ヶ月から両方のシートを使いたい方には、横型タイプの「aire twin」がおすすめです。それぞれの座席で背もたれの角度を調整できるので、片側だけ倒してお昼寝させることも可能です。また、前輪と後輪の両方がダブルタイヤになっているため、安定して走行できます。
折りたたみが片手で簡単にできることに加え、折りたたみ後は自立可能です。横幅が75.5cmのため、幅の広い改札であれば通ることができます。
ベビーカー| aire twinネクター&ミネラル
二人乗りベビーカーの注意点
ここからは、二人乗りベビーカーを購入する前にチェックしたい注意点を3つご紹介します。これから二人乗りベビーカーを購入する方は、ぜひチェックしてみてください。
上の子がベビーカーを嫌がるケースもある
上の子の性格によっては、大きくなってからベビーカーに乗ることを嫌がるケースもあります。とくに、自分で歩きたいという意思が強い子は、行動が制限されるベビーカーを拒否しがちです。
そのほかにも、立って乗れるキッズボード付きタイプを購入しても、下の子と同じように上の子も座りたがるケースがあります。そうした購入後の失敗をなくすためにも、二人乗りベビーカーを購入する時は上の子の意思を尊重して選ぶことやシートの付け替えが可能なタイプを候補に入れることも選択肢の一つです。
サイズ感を考慮して選ぶことが使いやすさに繋がる
二人乗りベビーカーは、サイズ感を考慮して選ぶことが大切です。普段買い物で利用しているスーパーの通路を通れるか、最寄り駅の改札を通過できるかなど、外出時の使用をイメージして選ぶことが商品購入後の後悔を避けることにつながります。
自身の生活シーンに合っていなかったといった失敗を避けるためにも、購入前には普段利用している施設のスペースなどを考慮して選びましょう。
純正品以外のオプションは使わない
キッズボード付きの二人乗りベビーカーの中には、別売りのシートを取り付けて縦型タイプにカスタマイズできる商品もあります。子どもの年齢に応じて使い分けられる点では便利ですが、純正のオプション以外は取り付けられないため注意が必要です。
また、すべてのベビーカーに別売りのシートを取り付けられるわけではありません。上の子を座らせる使い方を想定している場合は、あらかじめ対応しているベビーカーを選びましょう。
二人乗りベビーカーでパパ・ママの負担を軽減しましょう
二人乗りベビーカーには、縦型タイプ・横型タイプ・立って乗れるキッズボード付きタイプの3種類があります。子どもの年齢やライフスタイルに合わせて選ぶことが、使いやすさにつながります。自分に合った商品を選ぶためにも、それぞれの特徴を把握しましょう。選び方で迷ったときは、本記事で紹介した商品も参考にしてみてください。